胃がんに対するリスク層別化検診 の効果が明らかになりました.
横須賀保健所のデータから2002年から2018年までの胃がん検診の結果を分析して,バリウム検診とリスク層別化(ABC) 検診の比較をしました.リスク層別化はペプシノーゲン検査とピロリ菌検査によって低リスク群と高リスク群に分類;主要評価項目は,全ての胃がんと早期胃がんの検出率で,年齢・性別・初回または再検診で調整した多変量解析で比較しました. 結果: 合計448244 人の参加者のデータの多変量解析では,胃がん検出率はリスク層別化検診でバリウム検診の3.7倍,早期胃がん検出率はは10.6倍 (p<.00001)と有意に高いことが明らかになりました.胃がん1例を発見するのに要するリスク層別化検診の費用は,バリウム検診の約30分の1で,高リスクの診断を受けた市民の83.9%でヘリコバクターピロリ菌の除菌が達成されました. 結論: リスク層別化検診はバリウム検診よりも胃がん(特に早期胃がん)の発見率が高く検出コストは低かった.横須賀市のリスク層別化検診導入は,胃がん早期発見と除菌によるがん抑制効果により,市民の健康に貢献できたと思われます.
Journal of Gastrointestinal & Digestive System, 12:12 (2022) 資料は臨床研究のページからダウンロード可能です.
2016.8.6 JAPAN Cancer Forum
2015.8.1 市民セミナー キッズ外科セミナー(川崎)
2015.8 2015 AKIBA Cancer Forum 胃癌についての関連文書
外科診療・栄養指導に役立つ胃切除後障害診療ハンドブック(南江堂)
川崎幸病院 体験セミナー
超音波凝固切開装置・電気メスや内視鏡操作などの体験型プログラムを実施
講師 菊名記念病院・横浜市東部病院・横浜私立大学付属市民総合医療センター
2015.8.8 市民セミナー キッズセミナー / 一般対象セミナー(東京)
10:00~12:30(キッズセミナー)13:30~16:00(一般対象セミナー)
秋葉原UDX 体験セミナー 超音波凝固切開装置・電気メス、自動縫合・
吻合器操作などの 体験型プログラムを実施
講師 横浜市立市民病院・順天堂大学医学部・神奈川県立がんセンター・
横浜私立大学付属市民総合医療センター
2015.8.8 2015 AKIBA Cancer Forum(東京) 胃癌について講演
秋葉原UDX NEXT3 プログラム
14:00~14:05 イントロダクション
円谷 彰(横浜市立大学付属市民総合医療センター 消化器外科)
14:05~14:25 1.予防
木村 正之(医療法人敬歯会けいあいクリニック)
14:25~14:50 2.胃癌手術
福永 哲(順天堂大学医学部 消化器・低侵襲外科学)
14:50~15:10 3.術後障害
利野 靖 (横浜私立大学付属病院 一般外科)
15:10~15:35 4.胃癌化学療法
吉川 貴己(神奈川県立がんセンター 消化器外科)
15:35~15:50 5.Q&Aディスカッション
司会 円谷 彰(横浜私立大学付属市民総合医療センター 消化器外科)
パネリスト 木村 正之(医療法人敬歯会けいあいクリニック)
福永 哲(順天堂大学医学部 消化器・低侵襲外科学)
利野 靖 (横浜私立大学付属病院 一般外科)
吉川 貴己(神奈川県立がんセンター 消化器外科)
日時:2012年1月21日(土)13:00
会場:ガーデンシティ 横浜 ホール
プログラム
13:00-13:10 開会挨拶 セミナーの概要と背景
済生会横浜市南部病院 今田敏夫
13:10-13:40 講演① 「胃がん予防と検診:ピロリ菌との戦い」
けいあいクリニック 木村 正之
13:30-14:20 講演② 「内科的治療:内視鏡治療と化学療法の進歩」
神奈川県立がんセンター 消化器内科 高木 精一
14:20-14:30 休 憩
14:30-15:10 講演③ 「外科的治療:胃がん手術の標準化と負担の少ない手術手技の進歩」 横浜市立市民病院 消化器外科 高橋 正純
15:10-15:30 Q & A 司 会:神奈川県立がんセンター 消化器外科 円谷 彰
パネリスト: 済生会横浜市南部病院 今田 敏夫
けいあいクリニック 木村 正之
神奈川県立がんセンター 高木 精一
横浜市立市民病院 高橋 正純
体験セミナー
超音波メスによる模擬手術体験や、内視鏡手術器具操作などの体験型プログラムを実施
講師:神奈川県立足柄上病院、石心会川崎幸病院、横浜市立大学付属病院、北里大学東
病院、同友会藤沢湘南台病院、神奈川県立がんセンター他